出会いツナがるレポート

心に残る出会いの体験談を集めています。

中学時代の国語の先生との図書室での出会い

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語り手プロフィール

女・15・中学生・悩み事が沢山あり、内気な私は友達にも親にも相談出来ず、一人悩んでは未解決のまま、暗黒の中学生時代でした。

 

出会った相手のプロフィール

女・40才・国語教師・中学校では中堅層の位置にいた先生で、私の憧れの先生でした。

 

 

出会いストーリー

 

居場所のない中学時代

 

中学生時代の私は、小学生時代からずっと仲良しだった友達と嫌悪になり、口も聞かないという絶交状態になりました。

他の友達と一緒にいても彼女と楽しく過ごしたあの頃が懐かしく思い、今の友達と満足行く時間を過ごすことが出来ません。ほかにも、父と母の仲が悪くなり、家の中もギクシャクしていて、私の心が落ち着く所がありませんでした。

 

図書室おいで

そんな時、国語の先生から「図書室においで。」と誘われました図書室は誰も居なくて、先生と二人きりで、先生は私に優しく話してくれました。何でも相談に乗るから話してごらんと、色々な本を持って来てくれました。この本のように世の中には色々な人が居て色々な出会いがあり色々な経験をして育って行くもので、悩みがない人など居ないと励ましてくれました。

私は肩の力が抜け、先生に打ち明けたことにより悩みが解消されました。先生が解決してくれた訳ではないのですが、先生が私の話を聞いてくれたことで、吹っ切れたのだと思います。

その日から私は図書室に毎日のように通いました。先生に会えるのが楽しみで、先生もそんな私に応えてくれました。中学時代の私を暗黒から引っ張り出してくれた恩師です。

 

偶然の再会

そんな恩師が、私が子供が産まれ引っ越した先の小学校の先生として、いらっしゃったのです。子供が担任となる偶然も重なり、私はまた先生とあの図書室で交わした時間が舞い戻りました。あの時、先生と出会って居なかったら、私はどうなっていたのでしょう。先生のお陰で今の私が存在すると御礼を述べると、先生は私は何もしておらず、話してくれたあなたが自分で切り開いた道を自分で進んだだけよと話してくれました。先生は20年たった今も、あの頃のように優しく、綺麗で、気品溢れる憧れの女性でした。子供の授業参観日には、私は一番前を陣取り、先生の授業を子供のように受けています。もし戻れるなら、またあの頃の中学生となり、先生の授業を受けて、沢山の本を読み、先生と図書室で会話したいです。